学生証は、今でもいろんな施設で身分証明書として利用することが認められており、なくしてしまうとそれを見つけた人に悪用されるおそれがあります。
そのため、学生証も運転免許証や健康保険証などと同じように、なくしたことがわかった時点で何らかの対処をとる必要があります。
紛失した場合にとるべき対処法としてまず挙げられるのは、最寄りの警察署に遺失届を提出することです。これをやっておくことで、あとで学生証の悪用によって被害を受けた時に、他人が勝手に使用したことを示す証拠となるからです。
ただし、なくした場所が学校の構内であることが明らかである場合は、心当たりのある場所を探したり、事務所に行って落とし物として届けられていないかどうかを確認してから、警察に届け出ると良いです。
遺失届の提出を済ませたら、平日のあいている時間に学生証の再発行を申請しましょう。
このとき、必ず再発行手数料を請求されるので、窓口へ行く際には現金を忘れずに持参しましょう。
近年の学生証は顔写真付きなのが一般的です。
高校の学生証であれば、上半身が制服姿になっているのであれば何も問題はありますが、大学あるいは大学院の場合、写真を撮る際に着るべき服装をどうすべきかは、特に大学側から服装を指定されているわけではないため悩みどころです。
大学や大学院の学生証の服装は、他人に見られても恥ずかしくないようなものであれば、何を着用してもかまいません。
フォーマルな服であれば問題はないですが、講義に出たり、サークルに参加するときに着ていくような服で写ってもまったく問題はありません。
学生証用の写真を撮る際に考えるべきなのは、服選びより顔の写り具合です。
証明書用の写真を撮るときの顔は、一般的な写真と比較すると無表情になりがちで、これが写り具合が酷いといわれる理由です。
もし、写りを良くしたいのであれば、デパートや大学生協などに設置されているスピード写真機は利用せずに、写真屋に行って撮ってもらうのがおすすめです。